りんごの花

白い花がふわふわと地上に浮いている。この花から赤いりんごがなるのが不思議。

佐藤浩市首相の誕生を期待する

岸田文雄の米議会演説を見て、この男は演技力が上がったと思った。菅義偉は演技派というよりは武闘派だった。 小泉純一郎にせよ、安倍晋三にせよ、首相には演技力が必要らしい。それならいっそ俳優が首相になったほうが良い。 個人的には佐藤浩市を推したい…

今年初の高尾山

久しぶりの快晴。そろそろ山に登れる体力づくりをはじめようと思っていたので、今年初の高尾山へ。京王線沿線に住んでいると、思い立ったときに行けるのがいい。平日で人も少なく快適だ。今年初なので 沢沿いに緩やかに登る6号路を選んで頂上を目指す。 お地…

田崎史郎を退場させよ

自民党の政治家たちの酷さは言わずもがなだけれど、田崎史郎という下衆男の撒き散らす害は無視できない。 誰に頼まれたか、塩谷いじめに熱を上げ、一方で萩生田についてはいっさい批判しない。最も悪質で弁明すらしていないゴリラ萩生田こそ批判すべきだが、…

年齢と花

今年は一気に咲き揃った。まるで北国の春のよう。 年々、花が好きになる。不思議。

ドリームチームによる現代最高のジャズ

chris potter eagle point クリス・ポッターの新作は、ブラッド・メルドー、ジョン・パティトゥッチ、ブライアン・ブレイドという最強メンバーによるワンホーンカルテット作。 オールスターメンバーによる録音は必ずしも良い結果をもたらすわけではないけれ…

NHKに変化の兆し

NHKスペシャル「未解決事件 下山事件」は見ごたえがあった。未解決事件シリーズは期待外れのものが多いが、今回は丹念な調査と取材が行われていてNHKの底力を感じさせられた。 下山総裁謀殺が米国の仕業だったと明白に断じた番組はこれまでなかったと思う。…

駄作としかいいようがない『オッペンハイマー』

登場人物がどういう関係なのか、最後までわからなかった。演出も脚本も観るべきものはない。 なぜこれがアカデミー賞を受賞したのだろう。ただ長いだけのクソ映画と言ってよい。

谷中散歩

昨日は久しぶりの好天で散歩日和になった。 3月に入って肌寒い日が続いたため、今年はまだ桜が咲く気配がないけれど、かみさんが在京中なのでお散歩に出かけることにした。 まずは谷中の朝倉彫塑館に向かった。展示されている彫像のみならず、アトリエ兼住居…

チャーリー・ヘイデンの凄み

alice coltrane translinear light impulse時代のコルトレーンを聴くには覚悟が求められる。だからめったに聴かないのだけれど、ふと耳にするときがあって、宗教的深遠さに圧倒されおのずと内省的になる。アリス・コルトレーンの遺作となったこの作品もそん…

神々の棲むところ

雲の中からのぞく白峰。 そういえば親父の戒名に「白峰」があった。あの住職、元気かな。

期待のもてる代表チームへ

アジアカップの状態から立て直せるのかと心配していたが、今日の試合は希望がもてる内容だった。 南野、堂安のコンビネーションが良いのはわかっていたし、前田も良い働きをしていた。サイドバックがもう少しパワフルであれば、攻撃力は増すに違いない。課題…

賃上げの前に車検の見直しを

なんだか良いニュースのように報じられているが、ちょっと待てと言いたくなる。 自動車産業はアベノミクスの下で円安誘導の恩恵を受け続けてきた。自民党への献金が最も多い産業でもある。 保護を受けて賃上げする余裕があるなら、政府はせめて車検制度を見…

ジョエル・フラーム ミーツ・ザ・リズムセクション

joel frahm we used to dance 期待のホープ、ジョエル・フラームも54歳、若手とはいえない年齢になった。 晩年のスタン・ゲッツを支えた名リズムセクションを迎えて、ワンホーンで臨んだこのアルバム、録音は2006年、17年前ということになるから、37歳ぐらい…

非欧州的なスパニッシュ・ハードバップ

Ramon Fossati, Toni Solá & The Ignasi Terraza Trio The Black Key トニ・ソラが参加しているのとジャケットが良い雰囲気なので入手してみた一枚。 スマートなサウンドをイメージしていたら、いきなりホレス・シルバー風の音が飛び出してきて面食らった。…

バラードの名手ルイ・スミス

louis smith ballads for lulu ブルーノートから2枚のリーダー作を発表したことでジャズの歴史に名を刻んだルイ・スミス。1作目の『Here Comes Louis Smith』はトランジションレーベルの音源をアルフレッド・ライオンが買い取ったものなので、ブルーノートで…

落下の解剖学

カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した『落下の解剖学』を観た。 感情が爆発するシーンでも演技過剰にならず、抑制的な主人公の演技が素晴らしかった。夫婦間の関係が法廷で暴かれていく過程は迫力があって、2時間半緊張感が持続した。 後味の悪さを感じる…

白嶺と梅

もうすぐ春。伊那谷がいちばん美しい季節。

下関が体現する諸悪の根源

相変わらずバカどもが表敬訪問のニュース。時代遅れもはなはだしい地方の"実力者"たち。それを報じるマスメディア。一刻も早くみな退場を願いたい。 あらためて、下関のふぐなど金輪際食べないと誓う。

名コンビによるミンガス集

pepper adams plays the compositions of charlie mingus マイナーレーベルにのこされたペッパー・アダムスのミンガス曲集。 ペッパー・アダムスの野生味のあるバリトンはミンガスワールドと相性が良い。そこにハンクとサドのジョーンズ兄弟が加わって洗練さ…

気分はもう反米?

FOXニュースの元キャスター、タッカー・カールソンによるプーチンへのロングインタビューはロシアの立場と論理がよくわかる内容で、ウクライナ戦争について日本人は何も知らされていないということがよくわかった。プーチンの知的で落ち着いた振る舞いは大国…

飛騨古川再訪

ぶどうの剪定が一段落したので飛騨古川の温泉宿へ慰労旅行に行った。 この小さな昔町を訪れるのは二度目。高山と違って観光客も多くなく静かな町だが、春節で中国、台湾からの観光客があちらこちらに見受けられた。日本人でもあまり知らない町なのに、よく調…

サッカー日本代表みたいな一枚

curtis amy & dupree bolton katanga "黒いパシフィック盤"の一枚。デュプリー・ボルトンというトランペッターの演奏を記録した貴重な作品でもある。 リーダーのカーティス・エイミーの魅力はさておき、曲はキャッチーだし、デュプリー・ボルトンのトランペ…

小澤征爾と満洲国

物心ついたころには、すでに「世界的指揮者」だった小澤征爾。オーケストラはあまり聴かない自分には、オザワの偉大さはわからない。それでも、板垣征四郎と石原莞爾から名前をとられていることは知っていた。 この機会に調べたところ、父親の小澤開作が「五…

セシル・ペイン爺さんの才能

同じようなメンバーでたくさんアルバムをリリースしている「エリック・アレキサンダーとその仲間たち」。クオリティは安定しているけれどマンネリ気味なのは否めない。 "異物混入"効果を期待してセシル・ペインとのライブ盤を入手してみた。Cecil Payne Chic…

書店がどんどん消える

長年利用してきたつつじケ丘の本屋さん「書原」がついに閉店してしまった。小さいながら控えめに個性を発揮していて、会社の帰りに立ち寄るのが楽しみだった。ほんとうに淋しい。 このままでは東京も駅ナカの個性のないチェーン書店ばかりになってしまうので…

そっけなさはお国柄?

2日連続で映画館へ行った。 1日目はデンマークの監督、カール・テオドア・ドライヤーの『奇跡』。 映画マニアの知人に勧められて観たのだけれど宗教嫌いの自分には合わなかった。2日目はフィンランドの監督、アキ・カウリスマキの『枯葉』。 この監督の作品…

文系エリートの堕落を止める方法はあるか

安倍派幹部は起訴見送りになり、自民党は派閥解散で混乱。能登の震災そっちのけで権力闘争中。 政治家がどうしようもないのは、有権者の責任。問題は官僚やメディア、弁護士や裁判官など司法に携わる者たちが保身と出世ばかり考えていることだ。 片山さつき…

健康的なチェットの凄み

chet baker diane このSteepleChase盤を入手したのは最近のこと。録音は1985年、ホテルの窓から墜落死する3年前だ。この年の録音には良盤が多く、心身ともにチェットは良い状態だったことがうかがえる。入手が遅れた理由はいろいろ。 まずSteepleChaseという…

黒いパシフィック盤

ron jefferson love lifted me & brass bag このCDには、sextetによる『love lifted me』と、カーメル・ジョーンズらが加わった『brass bag』の2 作が収録されている。 このうち『love lifted me』は無名のドラマーがリーダーで、メンバーもボビー・ハッチャ…