2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アルキメデスの大戦

戦艦大和が攻撃されて撃沈していく冒頭のシーンが凄まじい迫力だった。ここだけで戦争の恐ろしさが十分伝わってくる。こんな感じで、みんな死んで行ったのだろう。まさに地獄絵図だ。 田中泯が存在感抜群で、映画全体を引き締めている。それにひきかえ橋爪功…

追悼ルトガー・ハウアー

ブレードランナーで消え入るように死んでいくシーンは忘られない。セリフは一部ルトガーハウアーのアドリブだったらしい。ヴァンゲリスのサントラもいいし、シドミードの世界観とそれを映像化したスタッフもすごい。SFに全く興味ないにもかかわず、これほど…

1億総ヤンキー化?

関西と四国、うどん文化圏での与党勢力の強さはなんなんだろう? 人の流動性がない地域は体制支持に傾くということか。たとえそれがどんな体制だとしても。 大阪は商人の街だけど、公共に資する道徳観、倫理観が求められた。それが船場の伝統であり大阪の文…

名言

あなたがすることは無意味かもしれないが、それでもあなたはそれをしなくてはならない。あなたが世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするために。 by マハトマ・ガンジー

西江邸

『ふでばこ』を読んでたら、見覚えある写真が目に飛び込んできた。高梁の西江邸だ。 吹屋地区を訪ねたのは、つい数年前のこと。その帰りに通りすがりに見つけて立ち寄ったのが、西江邸だった。 クルマを停め、傘をさして細い山道をしばらく上がっていくと、…

ふでばこ

熊野筆の白鳳堂が発行している雑誌『ふでばこ』。 熊野筆も白鳳堂も全く知らなかった。お客さんに教えてもらってから、興味があったけれど、本屋に行っても売ってないし、中身がわからないままAmazonで買うのはイヤだ。 と思ってたら、フラッと入ったブック…

出張費が安すぎる件

ホテルに泊まろうとすると、日本が貧しくなったことを実感する。なにしろ出張時の宿泊費が安すぎて、まともなホテルには泊まれなくなっているのだ。 自分の会社だけじゃなく、回りの有名企業を見ても、メーカーはだいたい1万円程度。これでは東京に出張する…

早逝のジャズメン

マイケルブレッカー57歳、マルグリューミラー58歳、レスターボウイ58歳、ロイハーグローブ48歳。クスリをやっていなくても、早死にしてしまうジャズミュージシャンは少なくない。ジョルジュロベールは56歳で鬼籍に入った。 美しい音、師匠のフィルウッズそっ…

歴史と政治

歴史学者といっても、歴史に学んできた学者と、自分のために歴史を利用してきた大学教員がいる。 磯田道史の見方はいつも確かだと思う。若く見えるけど、もうすぐ50なんだねぇ。学閥には無関係そうで、気骨もある。なにより楽しそうなのがいい。 その磯田先…

囚人服のウディショウ

Woody Shaw live in Bremen 「Sweet Love of Mine」の作曲者本人のワンホーン演奏が聴きたくて入手。近年発掘が続くウディショウのライブ盤のなかでも、このブレーメンでのライブは最高の出来ではないかと思う。マルグリューミラーも絶好調で、2人とも鬼籍に…

呉に来て思うこと

山を越えて呉に入る。そこからまた山を抜けて市街地へ。少し長崎に似た風景。予想以上に大都市だ。 海上自衛隊が身近な街。建造中のどデカイ石油タンカーに度胆を抜かれる。 大和ミュージアムは大盛況。展示が丁寧で、あっという間に3時間。 こういう施設を…

昔町を訪ねて その2

連休2日目は竹原へ。 へぇー塩田で栄えた町だったんだ。というか、塩田で栄えるってことがあるんだね。まったく知らなかった。行かないとわからないものです。 町並の美しさは昔町の中でも、かなり上位にランクイン。それにしても、嵐のCMの威力はすごい。

昔町を訪ねて

潮待ち、風待ちの港町、鞆の浦を歩く。細い路地と坂道に古い民家が密集。 かつてのにぎわいがしのばれる、小さな昔町。鯛うずみ飯が美味しかった。

蝉の声

雨上がりの今朝、今年初めて蝉の声を聞いた。関東のアブラゼミと関西のクマゼミ。 大阪でもお店などでは関西弁を聞く機会が減ったのに、蝉の世界ではまだまだ関東と関西の違いは大きいようだ。

ソニースティットで梅雨を吹き飛ばせ

長いことジャズを聴いてると、自分の中で評価が大きく変わっていくミュージシャンが何人かいる。その筆頭はソニースティットかもしれない。 アートペッパーのように情感溢れるプレイをするわけではなく、ジョニーホッジズのように音だけで魅了するでもない。…

志の輔

このところ政治的な発言をするお笑い芸人や落語家が多いけど、みな笑えない。笑いを生業にしているのなら笑わせてほしいよ。出張の移動にyoutubeで志の輔を聞く。当代随一の噺家はこの人に違いない。

世代と音楽

1980年代は、いい時代だった。今にしてみればそう思う。世界中で戦後生まれの世代が文化の中心を担うようになった1970年代、音楽はエネルギーに溢れた。それに比べて、1980年代の音楽は都市的な貌を帯びて、匂いやアクがなくなっていく。そのなかで、ある意…

NEWS 23

番組が落ち着いて良くなってきた。小川彩佳も慣れてペースがつかめたのか自然体で力を発揮してるし、美しさも戻った。でもサブメンバーがいまいちだなぁ。党首討論をみてあらためて思う。星浩よ、ヘラヘラして逃げるなよ、論を張れ。事実を突きつけるのがジ…

ほどよい昭和の哀愁

ビリーバンバンiichiko CM song collectionSpotifyで坂本冬美を聴いてたら、かみさんが「これ誰?」といいながらいっしょに歌い出した。「わたしはこっちの曲のほうが好き」とのたまい、携帯端末から音楽を流しはじめる。ビリーバンバン「これが恋というなら…

マイルスの愛し方

Miles Davis Get up with itマイルスのアルバムで3枚選べと言われたら、エリント ンに捧げた He loved him madlyが収録されたこのアバムは外せない。エリントンから love you madly という言葉を贈られたマイルスがエリントンの死を知って捧げた曲のタイトル…

恥の文化は遠くへ

東京五輪向けに新設する5つの施設のうち、五輪後に4つの施設で毎年合計10億円以上の赤字らしい。最初からわかってたことなのに、なぜ今頃?「復興五輪」などと言ってアスリートやタレントを動員し、アンダーコントロールと世界中にウソをばらまきワイロまで…