2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の日のため息

今日は衆院選の投票日。また絶望感を感じながらテレビを見ることになった。 これだけの悪政が続いても現政権が過半数をとるということは、なにはともあれ権力の側にいないと、得られるものがないと考える人が多いということだろうか。損得で物事を判断する人…

駒ヶ根のソースカツ丼

テレワークを利用して金曜早朝に東京を出発し、伊那谷へ向かう。時間はあるので高速代を浮かし、山梨から一般道で行ってみることにした。 昼に駒ヶ根に着いたので、昼食は迷わずソースカツ丼だ。全国的には福井のほうが有名かもしれないが、同じソースカツ丼…

プリンセスの出国

秋篠宮眞子さまが結婚し皇籍を離脱した。米国で共働き生活をするとのこと。嵐のようなバッシングを受けて心労もいかほどだったことか。まずは祝福したい。なぜ小室さんの母親の問題がこんなにこじれているのかわからないし興味もないが、今回の騒動では日本…

アナログ時代の名盤

joanne brackeen fifi goes to heaven LP時代は片面だけ聴くのが一般的だった。このアルバムはそんな時代の名盤といっても良いかもしれない。 神経質でアブストラクトなピアノを弾くジョアン・ブラッキーンは苦手だが、A面にあたる4曲はバラエティに富んでい…

生命力と音楽とナショナリズム

ジョージ川口 プレイズ ハービー・ハンコック 日系二世のような名前とポアロのような口ヒゲが印象的なジョージ川口。日本のジャズの草創期を担ったドラマーだ。これは1987年、35年ほど前の作品。パワフルで若々しい。いったい当時何歳だったんだろうと調べた…

「水彩画」と総選挙

vamos juntos Toquiho live at bravas club 86 渡辺貞夫の近作『Outra Vez』を聴いていて、このアルバムを思い出した。長年聴いていなかったにもかかわらず、これを処分しなかったのは、9曲目の「AQUARELA」という曲がたまらなく好きだからだ。「水彩画」と…

ストレートアヘッドなフィル・ウッズの傑作

老母を施設に入れ、ようやく一段落。ついの棲家が老人ホームというのは悲しい。できれば最期は自宅で迎えさせてあげたいと考えるが、現実はそうもいかないのかもしれない。 なかなかジャズを聴く気分にはなれなかったが、一息ついたので、元気が出るジャズを…

あっさり味のヴィクター・フェルドマン

vic feldman on vibes かつては神童ドラマー、大人になってからはピアノとヴァイブを主楽器として作曲も手がける。どれもが一流の仕事ぶり。ヴィクター・フェルドマンは才人であることは間違いない。ただジャズ臭がしない。この人の音楽は何度聴いても飽きる…

プチ介護

老母を東京の介護施設に入れることになり、それまでのあいだ1週間ほど面倒をみることになった。かみさんが実家に戻っているので親子二人暮らし。 朝昼晩と食事を用意し、洗い物や風呂掃除を片付け、散歩にも付き添う。メニューを考えるだけでも大変だ。 実際…

5年ぶりの勝利

2016年のダービー馬マカヒキが京都大賞典を勝った。凱旋門賞に挑戦して惨敗してから17連敗。早く引退させてあげればいいのにと思っていたが、さすが名トレーナー、馬を熟知している。8歳での重賞勝利は凄いが、5年ぶりの勝利は偉業といっていい。マカヒキは…

好奇心が駆動する未来

日本人がノーベル物理学賞を受賞したというニュースが届いた。物理学と地球温暖化の関係はよくわからないが、1960年代に二酸化炭素の排出量増大が地球温暖化につながることを発表していたという。そんなに前から地球的課題が指摘されていたこと、そして指摘…

ボブ・クーパーの中庸さ

Bob Cooper Tenor Sax Jazz Impressions ウエストコーストジャズは好きではない。自分の場合、その原因はラス・フリーマンにある。チェット・ベイカーやアート・ペッパーのアルバムでの、どうにも軽々しいノリが苦手で、ウエストコーストジャズ全般が嫌いに…

一人暮らし

かみさんが実家に帰り、当分一人暮らしになる。一人でテレワークしていると、一日中誰とも話すこともない。気が滅入らないよう、なるべく外出しなきゃと思う。若い頃よりも孤独感を感じるのは、自分の世界が狭くなっているからだろうか。 そんな気分を代弁し…