2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧
tommy flanagan nights at the vanguard アルバム全体を通して感じる品の良さと柔らかさ。トミフラの全作品のなかでも5指には入る名品といって良いのではないだろうか。この作品と『Let's』が自分の中では最上位に位置する。 トミフラのピアノの音がこれほど…
山田 脩二『日本村』 数年前、常滑にあるINAXの文化施設を訪ねた際に目にして以来、ずっと欲しかった写真集。13200円という価格に尻込みしていたが、思い切って購入した。 高度成長期以降の貴重なモノクロ写真が日本の変貌を見事にとらえていて興味は尽きな…
ドイツ、イングランド、イラン‥‥各国のチームがカタールの差別に対して抗議するなかで、日本チームはどこ吹く風。代表チームに責任はないとはいえ理念なき国の精神的劣等性を露わにした。 国威発揚を目論む勢力に煽られて国民は勝利に熱狂し、敗戦に冷めてい…
中津川と恵那に栗きんとん屋さんがこんなにたくさんあるとは知らなかった。どこがいちばん美味しいか、ネットではさまざまな情報が飛び交っている。この際4種類買い集めて食べ比べに挑戦してみた。銘柄がわからないよう半分づつ切ってお皿に並べる。どれも美…
richard galliano nino rota 2011年、ニーノ・ロータ生誕100年を記念してドイツのグラモフォンレーベルからリリースされたリシャール・ガリアーノによるニーノ・ロータ集。「映画で使われたオリジナルの形に敬意を払うためには、シンプルでリアルで、かつア…
昨日の雨で南アルプスも中央アルプスも冠雪した。雪化粧したアルプスの峰々はほんとうに美しく神々しい。
今年はりんごの出来が良い。これだけ良いのは10年ぶりぐらいだと義父が言う。ぶどうも良かった。果物の出来が良いのは日照時間がしっかりとれて、陽差しをたっぷり浴びたからにほかならない。 ここ数年、天候不順が当たり前のようになっていただけに、季節が…
joe henderson meets kankawa ジョー・ヘンダーソンとオルガンのKANKAWAが共演したライブ音源。意外な組み合わせだが、ジョーヘンが"テナー・タイタン"と呼ばれはじめた1987年の録音。悪くなさそうな予感がするし、kankawaも好きなので入手してみた。1曲目の…
elmo hope trio & quintet 幼馴染でともに音楽を学んだバド・パウエルが脚光を浴びる傍ら、日の当たらない道を歩み続けることになったエルモ・ホープ。 このアルバムはエルモ・ホープが優れたミュージシャンであることを存分に証明する隠れ名盤。作曲能力の…
ウケ狙いでおちゃらけた発言を繰り返していた法相が更迭された。死刑執行の重みを受け止めることができない大臣の人間性に非難が集中したかたちだ。でもちょっと引っかかる。日本人はほんとうに死刑の重みを感じているのだろうか。世界的には廃止されている…
gianni basso plays ballads アドリブ云々ではなく、テーマの歌わせ方や音だけで圧倒するジャンニ・バッソ。晩年のバルネ・ウィランに代表されるように、欧州のテナーマンは色気がないといけない。 録音年月のクレジットもなく、得体の知れないアルバムだけ…
補助金をもらって建設準備を進めていた葡萄棚がようやく出来上がった。嬉しそうなかみさんの報告に気分が明るくなる。 4年後にはここから収穫できるようになるはず。のんびり丁寧に美味しい葡萄を育てていきたい。
先週末、家づくりのため地場の設計事務所を訪ねた。 いくつかのハウスメーカーに接触し、プランと見積を出してもらったものの、どうしても満足できなかった。工務店にもアプローチしたが、価格は下がるもののプランはさほど変わらない。質感に不安があったり…
carmell jones quartet ブラインドで聴くとブルー・ミッチェル?と思ってしまうカーメル・ジョーンズ。ともにホレス・シルバー・クインテットに在籍していたという共通点がある。きれいな音色で、よく歌うところがホレス好みなのかもしれない。 やや線が細く…
tommy flanagan sunset and the mockingbird このアルバムは選曲が魅力的なことに加えて、トミフラ67歳のバースデイコンサートでオーディエンスがハッピーバースデイを歌って祝福する様子が収録されており感動的だ。演奏は生命力が漲っていて、この4年後に亡…