2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

志村けんの死

志村けんが死んでしまった。 このニュースに衝撃を受けた人は少なくないと思う。有名芸能人が亡くなったということ以上に、危篤に陥っても十分な医療体制のもとなら死ぬことはないだろうと多くの人は思っていたのではないか。それがあっという間に死んでしま…

ドライブ感抜群のバリトンセッション

Baritone Explosion ! live at Nick's2バリトン+ピアノトリオのライブセッション。ロニー・キューバーとニック・ブリグノラは、ロニーのほうがキャッチーではあるけれど、正直どっちがどっちか分からない。2人の個性の違いを楽しむというよりは、バリトンの…

常念を見よ

コロナウィルス騒ぎの中での3連休。どうなるものでもないので、久しぶりに福地温泉に行くことにした。 初夏の陽気だった東京から雪景色の奥飛騨へ。予想外の渋滞にあいながらクルマを4時間ほど走らせると季節が逆戻りした。 帰途、松本のアルプス公園に立ち…

財務省職員の遺書

改竄を指示され自殺した職員の遺書が公開された。あらためて、麻生太郎、佐川への怒りを禁じ得ない。 ただ、問題は財務省の中に本気で応援する人が誰もいなかったことかもしれない。すべてが他人事。そこには正義も公正もない。あるのは損得勘定と楽ができる…

大阪人のリアリズム

先週末の大阪は若者たちで賑わっていた。どうやら外出自粛に我慢が出来なくなったらしい。 「いつまでも我慢してられへん」 「防ぎようないやん」 正しいと思う。信用できない政府からの要請など受け流せばいい。病院に行くなという国のいうことをきく必要は…

エリントンの世界を味わう

a celebration of duke パブロは保守的でオヤジ臭い。モノクロ写真のジャケットも何の工夫もないものばかりで、触手が伸びない。そう思ってた。 でも、肩肘張らず名人たちの至芸を楽しめるのはパブロならでは。なかでも、エリントンの名曲をさまざまな名人た…

戊辰戦争の後遺症が続く福島

森友問題で国税庁長官に栄転した佐川、法務大臣として自ら法を汚す森。2人とも福島いわきの出身なのは偶然だろうか。いわきは相当汚染されているようだ。ヒゲの隊長も、「教諭」が読めない文部科学副大臣も福島選出。戊辰戦争で会津が徹底的に破壊された後…

畏怖の喪失

WHOがパンデミック宣言を出した。これで今年の東京五輪開催はほぼなくなった。 東京五輪は、はじめから祟られ続けてきたように思う。エンブレムデザインの盗作疑惑、国立競技場の設計やり直し、招致をめぐる賄賂疑惑‥‥不祥事が続々発覚した。 復興五輪だのア…

震災から9年後の「この国のかたち」

感染者数は隠蔽し、検査もできない。熱が出ても、病院には行くなと国がいう。こんな国でお・も・て・な・し バカも休み休み言え。 震災復興など興味なし。こいつらは絶対に許さない。 アベノミクス? ドロ沼のような不況はついに大恐慌の様相を呈しつつある…

マッコイ・タイナーの記憶

マッコイ・タイナーが亡くなった。日本のジャズシーンにも大きな影響を与えた偉大なミュージシャンの死は、一つの時代が終わった気分にさせる。マッコイ・タイナーといえば、個人的には下北沢のジャズ喫茶「マサコ」を思い出す。2009年に閉店したとのことだ…

インバウンドバブル崩壊

大阪の街がガラガラだ。 日韓関係の悪化で韓国人が消え、新型コロナで中国人が消えた。さらに小さな子供をもつ母親は外出をしないようにしている。結果、人口が半減したのではないかというくらいになった。 インバウンドバブルは思わぬところからはじけた。…

この人にこの曲 【ソニー・スティット編】

sonny stitt autumn in new york ソニー・スティットの「オータム・イン・ニューヨーク」はどうしてこんなにいいんだろう。 アート・ペッパーとの競演アルバム『Atlas Blues "Blow! & Ballade"』でも演っていて、こちらも絶品だ。饒舌ではあるけれど嫌味はな…

理不尽な社会を生きるために

「アンガーマネジメント」が注目されている。なんのことはない、怒りをコントロールする技術を身につけようということ。それだけ怒りを抱えている人が多いということだろう。 企業社会では、ストレスフルで病んでしまう人が増えている。さすがにオフィスでぶ…

アートファーマーのヴィジュアル問題

アートファーマーの名盤とされる『Art』だけど、長年聴いたことがなかった。アトランティックの諸作や日本制作盤を聴いても今ひとつピンとこない。アートファーマーはワンホーン向きではないと思っていたのだ。 このところ、アートファーマーを再評価しない…