2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

首里城全焼で明らかになった警備・防災の無能

首里城が全焼してしまった。燃え盛る映像を見て沖縄の人たちは心が張り裂けそうだったのではないかと思う。失われたものの大きさにたじろぐ。 ここまで完全に焼け落ちるとは衝撃的だ。警備や警報システム、防火設備がまったく役に立たなかったのはなぜなのか…

忖度禁止令

愛知ビエンナーレに続いて、今度は川崎の映画祭で上映中止騒ぎが起きている。ことなかれ主義が忖度を招き、結果的に大騒ぎになっているんだから世話ない。骨のない空っぽ人間ばかりでは、忖度禁止令でも公布しないと、この流れは止まらないだろう。 畸形のナ…

サッチモの後継者

Lester Bowie's Newyork organ Ensamble Fumky T. Cool T. サッチモの後継者は誰か。 このどうでもいい問いに対する答えは、レスター・ボウイしか考えられない。エンターテイメント性とユーモア、解放性、そして楽器の鳴り、音の大きさ‥‥。 本国アメリカでは…

そつのないアイドル

いいメンバーが揃ったからだろう。いつもの天皇賞より混雑している。入場人員は前年比107.5%とのこと。 アーモンドアイはアイドルだ。ジェンティルドンナのような女傑ではないし、ウォッカのような大女優でもない。そつのない完璧さは令和の時代にふさわしい…

不良オヤジの贈り物

Cornell Dupree Mr.2500 live at birdland 今は亡きコーネル・デュプリー、バードランドでのライブ録音。テキサススタイルのギター、いなせなR&B。ちょっとワルな感じがたまらない。 ジャズがグローバル化するにつれ変質していくのは悪いことではない。しか…

日曜昼下がり、バブス・ゴンザレスと。

Sunday Afternoon With Babs Gonzalez At Small's Paradise 日曜日の午後ということは、教会の帰りだろうか。バブス・ゴンザレスがトップミュージシャンをバックに至芸を繰り広げる。ハーレムのクラブの雰囲気をたっぷり味わえる貴重なアルバムだ。 ポエトリ…

京都競馬場でウイニングランを

今年の菊花賞は武豊のワールドプレミアが勝った。 馬体は見映えするけど、入れ込んでるうえにプラス12キロ。前々走後の武豊のコメントが辛口だったこともあって、まだまだ完成途上、と迷わず切った。 本命にしたホウオウサーベルは見せ場なし。ヴェロックス…

天神橋筋商店街で、辻まこと

日本一長い商店街、天神橋筋商店街を歩いてみた。お目当ては、天牛書店天神橋筋店。 アーケード街が南北にどこまでもまっすぐ続いている。まん中ぐらいから入ったのか、どっちを見ても終わりがまったく見えない。それほど人が多いわけでもないので、通りを先…

北の大地でマラソンを

IOCが東京五輪のマラソン競技を札幌で開催すると発表した。そこまで権限を持っているとは知らなかったが、これは英断といっていい。35℃なんていう猛暑になる可能性が高いんだから、いくら発走時間を早朝にしたところで焼け石に水だもの。 いちばんおいしい競…

タワーマンションと格差社会

台風被害で武蔵小杉のタワーマンションが話題になっている。トイレが使えなくなったり、エレベーターが稼働しなくなったりしているらしい。タワーマンションの場合、エレベーターが稼働しなくなったら高層階は孤立してしまう。まさかそんなことはないという…

ジャケ違い3題

steve kuhn mostly ballads LPで発売されたときのジャケット。 たぶん国内のみ。 外盤CDで発売されたときのジャケット。最初はこちらを入手。 くつろいでいるとはいえ‥‥ 断然上の勝ち。買い直した。 art pepper wintermoon LPで発売されたときのジャケット。…

40年後の岸辺のアルバム

過去最大級の台風が首都圏を直撃。多摩川が氾濫し、二子玉川や武蔵小杉では水害が発生した。暴風が2〜3時間続き、わが家でもマンションのバルコニーの天井が剥がれ落ちた。 多摩川の氾濫といえば、家が流される映像が目に焼き付いている。『岸辺のアルバム』…

台風でエリントン

台風来襲で出かけられないときは、音楽をじっくり聴くにはよい機会。久しぶりにエリントンを聴く。 Duke Ellington Masterpieces by Ellington Duke Ellington black brown and beige チャーリー・パーカー同様、エリントンが「わかる」までには歳月がかかる…

深夜2時の南博

南 博 TOUCHES & VELVETS QUIET DREAM クールでスタイリッシュ。南博のピアノは、喧騒が静まった深夜2時の都会の音楽だ。scrapple from the appleのオシャレ度はハンパない。

ジョー・ロバーノのチャールス・ロイド化?

I Have the Room Above Her 物語を想起させるタイトルとジャケット。夢の中にいるような幻想的サウンドだが、甘さはまったくない。ゆったりとした時間を過ごしたいときにボリュームを絞って流す。 主役はジョー・ロバーノだ。ジョー・ヘンダーソン系のとらえ…

ナゴヤクオリティ

こいつ、市長なんだぜ。名古屋って恥ずかしいとこだな。 名古屋に生まれなくて良かったわ。

なんてチャーミングなんだろう

また日本人がノーベル賞を受賞した。 吉野彰さん、昭和23年大阪生まれ、4人兄弟の次男、京都大学、石油化学科、旭化成の研究者だという。この経歴からは、戦後の日本と、エリートながら、非官僚的、非権威主義的な団塊の世代の研究者像が浮かび上がる。 それ…

ウェイン・ショーターの魔術

The Manhattan Project オールスターセッションは、得てしてつまらないものになりがち。ところが、ウェイン・ショーターが入ると、だいたいエキサイティングなものになるから不思議だ。 このアルバムが出たのは、もう30年近く前になる。ペトルチアーニがいま…

関電とラグビー

「どっちが大事なの!?」 この女性が口にするようなセリフをマスコミに対してぶつけたくなる。テレビがスポーツばかりに試聴率を頼るようになったら末期症状だ。新聞はスポーツ欄ばかり拡大して結局ダメになった。 関電賄賂問題に同和が絡んでいたことは、…

ジャズとビジュアル

Grant Stewart & Fabio Miano Namely You グラント・スチュワートの最新作。癖がなく朗々と響くテナーが心地よい。 このアルバムのセールスポイントはジャケットが顔写真ではないこと(笑)。つまないことだが、この人のビジュアルが苦手なのだ。馬面にもほ…

テディ・エドワーズは粋だと思う

teddy edwards blue saxophone GITANESレーベルには、スタン・ゲッツとケニーバロンの『People Time』以外にもシャーリー・ホーンやアビー・リンカーンの名盤がある。いずれも人生の折り返し地点を過ぎた哀感が漂い、愛聴盤だ。 このレーベルにテディ・エド…

濁り湯かけ流し

かみさんが仕事のトラブルから解放されて、遊びに行きたそうな様子。ネットで温泉宿を探すと、連休前のせいか、結構空いている。福島・高湯温泉を予約。ついでに安達太良を歩くことにした。 強風とガスで紅葉狩りどころではない安達太良をそそくさと下山して…