2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

柳井正と中内㓛

ユニクロの柳井正が寺島実郎と対談したテレビ番組で、学生時代に世界一周旅行に行ったときの話をしていた。大学2年で学生運動が激しくなり早稲田がロックアウトしたときというから、柳井が1971年卒ということから逆算すると、1968年ごろのことと思われる。 …

埋もれさせてはいけない名ピアニスト田村翼

田村翼 Ballad for Hamp ジャケットでドン引きしてはいけない。 歯切れの良さはハンプトン・ホーズ譲りだし、バラードではタッチの美しさが際立つ。ミディアムテンポのバップフレーズで綴られる情感はたまらない。ラストの表題曲「Ballad for Hamp」は田村の…

実は凄いらしいアル・フォスター

スーパーで空きダンボールを調達して処分するCDを詰め始めた。この作業は時間がかかる。処分するかどうか迷うと聴き直すことになり、なかなか進まないのだ。でもそれがまた楽しい。Al Foster Love,Peace and Jazz このアル・フォスターのリーダー作はエリ・…

栗原はるみの喪失感に思う

最愛の夫を亡くした料理家の栗原はるみの2年間を追ったドキュメンタリー「栗原はるみ 夫と歩んだ料理人生」を見た。 料理をするわけでもないのに、この人を知っているのは、笑顔がチャーミングで印象的だからにほかならない。御歳74という高齢だが、少女のよ…

骨太トリオの凄味

北川潔 ancestry 2004年に澤野工房から発売された北川潔のリーダー作。ケニー・バロン、ブライアン・ブレイドという最高のメンバーが名人芸を聴かせてくれる。 地味といえば地味なピアノトリオだが、ベースが主役なだけに重厚感がある。エヴァンス系の線の細…

頑張れ! 三俣山荘

北アルプスでいちばん好きなトレイルルートは、双六から三俣蓮華にかけてのエリア。三俣にテントを張って山荘の喫茶室でサイフォンコーヒーとケーキをいただく。窓からは槍が間近に見える。これぞ至福の時間だ。三俣蓮華の周辺が気に入って、一時は毎年訪れ…

遅れてきた男、ジョナサン・ブレイク

トム・ハレルのもとで鍛え上げられたジョナサン・ブレイク。昨年亡くなったロニー・スミスの最晩年を支え、ブルーノートから老オルガニストの代表作を送り出すのにも貢献した。この人のドラムはビシバシと強い。しなやかでキレの良いドラムがメインストリー…

今田勝の軽さとポップさ

今田勝 Songs On My Mind 誰が名付けたか〝和製ジョー・サンプル”こと、今田勝の1982年作。手際良く料理したスタンダードで構成され、とても聴きやすい。この軽さとポップさが今田勝の持ち味だ。このアルバムを聴きながら、今田勝のメロディメーカーぶりはど…

ジョナサン・クライスバーグの真髄

jonathan kreisberg capturing spirits 美しい音色と都会的なサウンドでコンテンポラリーギターの王道を歩むジョナサン・クライスバーグ。2019年に発表されたこの作品は、リーダー作としては今のところ最新作になる。テクニック抜群、おまけにイケメンで、ス…

危機感のない国家、危機を煽る政府

このところ頻繁に排他的経済水域外にミサイルが落下してるのはなぜか。参院選を見据えた政府の情報発信?危機感を持つべきは自民党なんだよ。 ところで泉健太はなぜ存在感を消しているのだろうか。支持率低下も当然だろう。やはり前原の代わりの反共エージェ…

雪景色

Duke Jordan Flight to Denmark 久しぶりの大雪で東京はすっかり雪景色になった。テレビはお約束のように大騒ぎ。雪が降った程度で公共の電波を首都圏専門チャンネルのようにしてしまうところに、テレビ局の良識のなさが表れている。雪景色のジャケットとい…

新潟のかりんとう

年末、温泉帰りに長岡に立ち寄った。長岡駅ビルCoCoLoの土産屋さんで、かりんとう好きの義父への土産に「雪国あられ」という、おかき屋さんのかりんとうを購入。帰路のおやつとして自分たち用にも小袋入りを一つゲットした。いろんな味が揃っているなかで、…

Live Under The Skyのブートレグ

Marcus Miller Project featuring David Sanborn Giant Steps Live Under The Skyのライブ音源のなかでいちばんよく聴いたのが、マーカス・ミラーの1992年のライブパフォーマンス音源。ブートレグだが音質も良く、オマー・ハキムが加わった最強メンバーによ…