2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

セシル・ペイン爺さんの才能

同じようなメンバーでたくさんアルバムをリリースしている「エリック・アレキサンダーとその仲間たち」。クオリティは安定しているけれどマンネリ気味なのは否めない。 "異物混入"効果を期待してセシル・ペインとのライブ盤を入手してみた。Cecil Payne Chic…

書店がどんどん消える

長年利用してきたつつじケ丘の本屋さん「書原」がついに閉店してしまった。小さいながら控えめに個性を発揮していて、会社の帰りに立ち寄るのが楽しみだった。ほんとうに淋しい。 このままでは東京も駅ナカの個性のないチェーン書店ばかりになってしまうので…

そっけなさはお国柄?

2日連続で映画館へ行った。 1日目はデンマークの監督、カール・テオドア・ドライヤーの『奇跡』。 映画マニアの知人に勧められて観たのだけれど宗教嫌いの自分には合わなかった。2日目はフィンランドの監督、アキ・カウリスマキの『枯葉』。 この監督の作品…

文系エリートの堕落を止める方法はあるか

安倍派幹部は起訴見送りになり、自民党は派閥解散で混乱。能登の震災そっちのけで権力闘争中。 政治家がどうしようもないのは、有権者の責任。問題は官僚やメディア、弁護士や裁判官など司法に携わる者たちが保身と出世ばかり考えていることだ。 片山さつき…

健康的なチェットの凄み

chet baker diane このSteepleChase盤を入手したのは最近のこと。録音は1985年、ホテルの窓から墜落死する3年前だ。この年の録音には良盤が多く、心身ともにチェットは良い状態だったことがうかがえる。入手が遅れた理由はいろいろ。 まずSteepleChaseという…

黒いパシフィック盤

ron jefferson love lifted me & brass bag このCDには、sextetによる『love lifted me』と、カーメル・ジョーンズらが加わった『brass bag』の2 作が収録されている。 このうち『love lifted me』は無名のドラマーがリーダーで、メンバーもボビー・ハッチャ…

避難所は憲法違反

毎度毎度のこの光景。いったいこの国は何に税金を使っているのか。 政府は「健康で文化的な最低限度の生活」を被災者に提供する義務がある。避難所生活の長期化は避けられない。政府は今すぐ公共の宿泊施設、企業の保養所、日帰り温泉施設等を開放して避難者…

初詣ついでに佐原へ

東京で正月を過ごすのは今年が最後になりそうだ。今後千葉や茨城へはそうそう行くこともないだろうと思い、初詣は鹿島神宮へ。 鹿島神宮は初めてだし、そもそも千葉方面にはほとんど行かないので、ルートはナビまかせ。首都高で都心を抜けて、東関東自動車道…

不穏な年明け

元日から凄まじい大地震。翌日は日航機が羽田空港で海上保安庁の航空機と衝突炎上。お屠蘇気分は吹っ飛んだ。日本社会はさまざまな面で綻びが広がり、世界は2つの戦争を抱えて混迷を深めている。2024年は波乱の年になりそうだ。 平穏に過ごせるよう今年は初…

『ゴジラ -1.0』

元旦に開いているのは、イトーヨーカドーと映画館だけ。というわけで、かみさんと『ゴジラ -1.0』を観に行くことにした。 ストーリーや演出は古典的で、新基軸という点では『シン・ゴジラ』に軍配が上がる。でも、個人的にはこちらのほうがゴジラらしいし、…