セシル・ペイン爺さんの才能

同じようなメンバーでたくさんアルバムをリリースしている「エリック・アレキサンダーとその仲間たち」。クオリティは安定しているけれどマンネリ気味なのは否めない。
"異物混入"効果を期待してセシル・ペインとのライブ盤を入手してみた。

Cecil Payne
Chic Boom Live at the Jazz Showcase

3管の迫力がいい感じで、演奏がイキイキしている。録音時78歳のセシル・ペインのバリトンはヨレヨレだけど、グループに闘魂注入している。ライブの臨場感が伝わってくる快作だ。
ジャズジャイアンツでもなければ、プレーヤーとして高い評価を得ているわけでもない。でもグループをまとめる力があるのかもしれない。良い曲が多く、作曲能力も高いことがわかる。
いまさらながらセシル・ペインの才能に気づかされた。ジャズの森は深い。