2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

満開

昨日の暴風から一転、20℃まで気温が上がり一気に満開を迎えた。桜の季節は異動の季節。東京に戻ってはや2年になる。これから来年6月までは、これまでになく長い1年2か月となる。

リー・モーガンの代表作は

リー・モーガンの代表作というと、必ず『Candy』があがる。でも『Candy』はリーの個性であり魅力であるヤクザな節回しとスピード感溢れるアドリブが封じ込められている。リラックスムードのやや弛緩した演奏が詰まっていて、それほど良い作品とは思えない。 …

通販の難しさ

何を聴こうかとCD棚の前に立つと、不揃いが気になり出す。自分の場合、とくに酷いのがコルトレーン。デジパックとケース入りが混在し、再発時のデザインが異なるため背の色が揃わない。さらに紙ジャケは別に並んでいるという状態。 できれば、紙ジャケはケー…

ヘレン・キーンのプロデュース力

art farmer blame it on my youth 1988年発表のこのアルバムは、アート・ファーマー60歳時の録音。長いキャリアの後期にあたるとはいえ、まだまだ現役バリバリだったはずだが、当時はすでに過去の人といった印象があった。国内レーベルでバラード作品ばかり…

かんてんぱぱ恐るべし

「かんてんぱぱ」という商品名で家庭用寒天を製造販売している伊那食品工業。奇妙な商品名は、はるか昔のNHK番組「減点パパ」をもじったものではないかと推察するが、印象的で記憶に残る。 伊那食品工業は伊那市の本社周辺に「かんてんパパガーデン」と名付…

変わり蕎麦

伊那谷には移住者がやっているお店がチラホラある。安曇野とは異なり、愛知や岐阜、関西などからの人が多いようだ。 この蕎麦屋もそうしたお店の一つ。古い民家をリニューアルしたお店は落ち着きがあって居心地が良い。メニューはニ種類の蕎麦のみで、天ぷら…

東京の平均年齢とジェイムス・ウィリアムス

日曜、しばらくぶりに新宿へ出た。春の陽気だったこともあり、蔓延防止措置などどこ吹く風で街は人で溢れかえっていた。街がひどく騒々しく感じられ、まもなくコロナ前の喧騒に戻るのかと思うとゲンナリしてしまう。出歩いているのは若者ばかりで、街が浮つ…

極東のジャズ1974

鈴木勲 blue city ベーシストの鈴木勲が亡くなった。新型コロナウイルスに感染したことによる肺炎という。高齢での感染が致命的だということをあらためて思う。遺族を思うと、なにも最後にコロナに感染しなくてもと思ってしまうが、思うように生きた結果とい…

ポピュリズムと独裁者

TBS「サンデーモーニング」での寺島実郎の発言に、ハッとさせられた。ウクライナは一方的な被害者ではなく、コメディアンを大統領に選んだポピュリズムが招いた帰結だと指摘したのだ。このような発言をテレビで聞くこともなくなってしまったが、鋭い見方だと…

デビュー作とは思えない風格

delfeayo marsalis pontius pilate's decision マルサリスファミリーの五男、デルフィーヨ・マルサリスの1992年デビュー作。聖書を題材にしたものらしいが、構える必要なく純粋にジャズとして楽しめる。 1曲目から強烈なトランペットソロに圧倒される。クレ…

自分なりのスローライフを

いよいよ田舎暮らしの準備を始めた。 まずは土地からと、地元の不動産屋を頼って土地探しをしてみたものの成果はなく、自分でしつこくネットをチェックするしかないようだ。 土地が決まらないと家づくりも進められない。とはいえ、ハウスメーカーの違いも勉…

年々ミンガスが好きになる

charles mingus plays piano 一度処分して後に再購入した盤がいくつかある。これはそのうちの一枚。最初に入手したのはかれこれ30年ほど前になる。紙ジャケットを塩ビケースに入れる仕様だった。 当時はディスクガイドブックを頼りに名盤を片っ端から聴いて…