2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日々を楽しむ暮らし

運動不足解消のため、歩いて3駅先にある本屋へ。 映画『土を喰らう十二ヵ月』を観たいと思っていたので関連本を2冊購入した。ここ数年、料理ができるようになりたいと思うようになった。「足るを知る」を基本としてシンプルに丁寧に生きていくことが本来の暮…

ハンク・ジョーンズの美しさ

hank jones the talented touch この作品を聴くと、ハンク・ジョーンズこそ、アート・テイタムの正統的な後継者だと感じる。 オスカー・ピーターソンやフィニアス・ニューボーンJr.など、アート・テイタムの系譜に連なるピアニストは少なくないけれど、テイ…

お壺ねさまの背後関係

三浦瑠麗の夫が経営する会社、トライベイキャピタルが太陽光発電への投資詐欺容疑で東京地検特捜部に家宅捜索を受けたと報道されたのが20日のことだった。 その後、捜査の進展状況は聞こえてこないが、新たに判明した事実がある。それは民事訴訟でトライベイ…

最期の音楽

menahem pressler clair de lune エゴや様々な欲求といったものから遠く離れて、ただ静かに美しく奏でられるピアノ。こういう音楽を聴きながら最期を迎えられたら、安らかにあの世に行けそうだ。 これは究極の音楽かもしれない。

偏愛の理由は

stan getz at storyville 村上春樹が愛聴していることで知られる『at storyville』。この時期ほかにもたくさん良い作品があるなかで、村上がこれを偏愛している理由は、クールながら熱気溢れる演奏が繰り広げられているからだろう。確かに名盤ではあるけれど…

ズート・シムズの生き方

zoot sims kenny drew quartet complete live recordings スタン・ゲッツとズート・シムズは、ともにレスター・ヤングの系譜を継ぐ白人のテナージャイアンツ。二人とも柔らかい音で流れるように歌う。歳も2歳しか違わない。そんなことから比較されがちだ。二…

未婚男性の寿命

未婚男性の寿命が短いという話を聞いて、ふーん、そうなんだと思っていたが、実際のデータを知って衝撃を受けた。 未婚男性の死亡中央値は67歳。この歳までにほぼ半数があの世へ行ってしまうことになる。 平均寿命が80歳前後の時代に、これは異常値ではない…

ジェフ・ベックの訃報をきいて

john mclaughlin the promise ジェフ・ベックが亡くなった。一定の年代層にとって、このニュースは大きな衝撃だと思う。若々しかったロックヒーローが老いて世を去って行くという現実を受け入れるには多少猶予が要る。『ギター殺人者の凱旋』という物騒かつ…

民主主義が瓦解するプロセス

BS世界のドキュメンタリー「嘘と政治と民主主義 ―アメリカ 議会乱入事件の深層― 」を見た。 大統領選の敗北を認めないトランプ支持者たちが連邦議会に乱入するという事件が発生するまでを追ったこの番組は、人間の醜さと脆さを明らかにした必見のドキュメン…

「月の光」を聴きたくて

alice sara ott nightfall ドビュッシーの「月の光」が聴きたくなり、この曲を収録したアルバムを探した。選んだのはドイツ人の父と日本人の母の間に生まれたピアニスト、アリス=紗良・オットの『nightfall』。 フランス人ピアニストが弾くドビュッシーやサ…

慰労ウィーク

秋から休みなく働いていたかみさんを慰労すべく、年末年始はちょっと贅沢をして過ごした。久しぶりのショッピングや温泉、ドライブに楽しそうな様子。贅沢することでストレスが解消するのは、何故なんだろう。活力を取り戻すメカニズムの不思議に人間の本質…

藤原新也 写真展

世田谷美術館で開催中の藤原新也の写真展を見に行った。 大きなパネルにプリントされた写真は当然とはいえ迫力がある。いきなり入口の蓮の華に圧倒された。拡大しても粗さは感じられなかったし、色調も念入りにコントロールされていた。写真に添えられたコピ…

稲田御坊

茨城の親戚宅へ挨拶に行きがてら、笠間まで足を伸ばし、親鸞が布教の拠点としていた「稲田御坊」を訪ねた。 親鸞が笠間で布教活動をしていたことは知られていても、20年もの長い期間この地に住まいをおいていたことはあまり知られていないように思う。笠間に…

Go Together

Carla Bley & Steve Swallow Go Together 2023年最初にピックアップしたのはカーラ・ブレイとスティーヴ・スワローのデュオ作。『Go Together』というタイトルに、さまざまな思いを込めて。