2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

喜多見の名店「丸屋」

美味しくて、価格も高くなく、メニューは豊富で、出てくるのが早い。気どらずアットホームな雰囲気で、きちんとサービスが行き届いている。「丸屋」は文句のつけようがない。各駅停車しか停まらない小田急線随一の地味な駅、喜多見にその店はある。運動不足…

厩舎力のダービー

今年のダービーは福永騎乗のシャフリヤールが鼻差で制した。エピファネイアの仔であるエフフォーリアに22歳の横山岳史が騎乗、戦後最年少ダービージョッキーを目指したが、ゴール前で福永に差し切られるかたちとなった。かつて、エピファネイアでダービーに…

初勝利 おめでとう!

野球に興味を失ってしまったこともあって、陸前高田出身ということも、東日本大震災の津波で父と祖父母を亡くしたことも知らなかった。「ヒーローインタビューでウイニングボールをどうするのかと聞かれて『両親にプレゼントします』と言ってくれたことがう…

Time Gentlemen, Please

Bobby Wellins Time Gentlemen, Please ジャケ買いした一枚。陰影のあるポートレイト、控えめに配されたタイポグラフィがきまっている。 ボビー・ウェリンズ、スコットランドのベテランテナーマン。2010年の録音で当時74歳、2016年に80歳で亡くなっている。…

睡蓮と蓮

公園の小さな池に睡蓮が咲いていた。水の中に浮かぶ白い花は、どことなく極楽浄土のように見える。睡蓮を蓮の一種と思っていたからなのだが、蓮と睡蓮は違う植物だという。 蓮はLotus、睡蓮はWater lilyと違う名前がついていることからすると、欧米人は蓮と…

レヴォーグからCX-5へ

レヴォーグのかっ飛び感は捨てがたいものがあったが、車検が切れるのを機に買い替えることにした。半導体の供給がボトルネックになっていて、納車が2ヵ月以上先になるらしい。長距離はこちらのほうが良さそうだ。

カラーのウィリアム・クラクストン

ウィリアム・クラクストンの写真を使用したジャケットシリーズの一枚。カラーだし、最初はウィリアム・クラクストンとは思わなかった。下はお馴染みのオリジナルジャケット。これ、怖くて入手を取り止める人もいるのではないだろうか。ジャケットデザインで…

太極拳

下半身の重量感が増したカミさんがダイエットを始めた。朝、早足で1時間ほど野川沿いをウォーキング。自分もだいぶ太ってしまったので、ときどき付き合って歩くことにした。できるだけ早足で往復1時間弱歩くと、距離にして5㎞ちょっと。途中に広い公園があり…

浮遊するノスタルジー

ron miles rainbow sign たまには現代ジャズも聴かないといけないということで、評価の高いこちらの作品を入手。 テイストはブライアン・ブレイドのフェローシップに近い。ビル・フリゼルのギターとロン・マイルスのコルネットが加わり、よりメロディアスで…

コロナ禍と天皇

不思議なほど天皇の動静が伝わってこない。これほどの国難に直面しているときに、なんら存在感を感じさせないなら、国民統合の象徴とはいえまい。 この女性は自らが陶酔するときに涙をみせる。どこか危うさを感じてしまう。戦後積み上げてきた象徴天皇のあり…

追悼 カーティス・フラー

カーティス・フラーが8日に逝去したという。享年86。 カーティス・フラーといえば『Blues ette』だけれど、個人的にはブルーノートの『Bone & Bari』も印象深い。 ブルーノート2作目のリーダー作であるこの作品は、トロンボーンとバリトンという2つの低音楽…

「sonora」と日本人の変容

ハンプトン・ホーズの名曲「sonora」には2種類ある。『Spanish Steps』(『Blues For Bud』)と『Hamp's Piano』にそれぞれ収録されており、前者が3拍子、後者は4拍子で、違う曲になっている。これについては、後藤誠という音楽評論家のブログに詳しい。他の…

東北の恥

江戸時代からタイムスリップして令和の首相になったのか。世界に恥をバラまく男。早く秋田に帰って郷里に貢献しなさい。東北人の悪いところを集めたようで顔を見るのも嫌でたまらない。

新しい古本屋という希望

とくに行くところもない週末。井の頭公園の近くに写真集専門の古本屋があるのを見つけ、訪ねてみることにした。 バス停を早めに降りて、散歩がてら住宅地のなかを抜けていくと、そのお店があった。古本屋というよりは、カフェと見紛うような小綺麗なお店で、…

portrait in black and white

チェット・ベイカー晩年の東京でのライブ盤を名盤たらしめているのは、「portrait in black and white」の素晴らし過ぎる演奏によるものだと思う。作品としての出来は『Let's Get Lost』のほうが上をゆくけれど、あの演奏がある以上、自分にとってチェットの…

芸能としてのジャズ

芸能は芸術よりも一段低いものというニュアンスがあるけれど、もともとはパフォーマンスによる芸術行為を意味するとのこと。ならばジャズをはじめとして、音楽はすべて芸能といったほうが、より本質的に思えてくる。ローランド・カークの音楽ほど芸能という…

NIPPONIA

少し前まで「地方創生」という言葉があった。かけ声だけで消えてしまったかと思っていたら、興味深いビジネスが生まれていることを知った。株式会社NOTEというベンチャー企業が展開するNIPPONIAというプロジェクトだ。古民家を再生して宿泊施設を運営。その…