2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アウトレットと平成という時代

山歩きの予定が荒天で行くところもなく、数十年ぶり(?)に軽井沢アウトレットへ。有名ブランドがずらりと並ぶものの、店舗はごく質素。小綺麗でゴミ箱もない。あれー、安いなぁとデフレを実感する。アウトレットは、もしかして平成を象徴する施設かもしれ…

ジョーヘンリーの仕事

Joe Henry Scarオーネットコールマンが歌心を発揮して咽び泣く1曲目。これだけで「いい仕事してますね」といいたくなる。ボーカリストとしてはイマイチだけど、ソングライター、プロデューサーとしては最高だ。それにしても名前がイーグルスのメンバーみた…

エキニシ

広島駅近くの飲み屋街「エキニシ」。店も客も若い人が多い。 そのなかで、昭和の佇まいを漂わせている店がある。店主のいでたちに一瞬ドキっとする。様子を見ながら注文。うん、期待以上。しかも安いわけじゃないけど決して高くはない。広島を訪れる楽しみが…

ジャズ界随一の疾走感

Pat Martino Live at Yosh's精密機械と言われるパットマルティーノ。圧倒的なスピード感、容赦ない疾走感はハードボイルドでかっこいい。1960年代から2000年代まで、まったく衰えない異常っぷりもまたハードボイルド。

神奈川県の民度

どうなん?

陸前高田

山形と新潟の地震で、8年前の震災を思い出した。4年間過ごした思い出の町、陸前高田。震災のときは東京で状況もわからず、気が気じゃなかった。積み上げられた瓦礫の間の道路の流れで、なんとか町をたどることができた。何にもなくなってしまったけれど、心…

プレリュード

バブルの頃のホンダはカッコよかった。とりわけプレリュードはモテ車として人気だった。フォーレの「夢のあとに」を使ったCMはいま見てもいい。あの頃のホンダはどこに行ってしまったんだろう。秋山晶が「時代なんてパッと変わる」とコピーを書いたように、…

ぼちぼち出版して

ヤマケイ7月号は槍穂特集。穂高といえば、山小屋の柱に寄りかかって、次々に入ってくる宿泊客を見ているハチローさんの姿を思い出す。あなたのような素敵な人にはなれないけれど、せめて長生きしよう。かみさんのためにも。「ぼちぼちいこか」を単行本に編集…

累進課税は活力を削ぐか

年金問題で口のひん曲がったやつが「報告書は受け取らない」とか言い出した。企業では理不尽への耐性が高い人が出世する時代になっている。政治家はまるでボンボンたちの会員制悪だくみ倶楽部。社会的地位と人間性の乖離がこれだけ大きくなると、累進性を高…

フィリー・ジョー・ジョーンズのタイコ

philly joe jones drums around the world乾いた音で叩きまくる迫力のフィリー・ジョー。オールスターメンバーも大盛り上がり。一ノ関「ベイシー」で聴いたときはぶっ飛んだ。フィリージョーのソロが終わった瞬間、拍手しそうになったほど。と思ったら店内か…

湊町リバープレイスでお好み焼き

大阪 なんばのお洒落スポット 湊町リバープレイスにあるお好み焼き屋「やん!」地味ながら美味しいやん!観光客に受ける要素なんてまったくないぶんリーズナブルだしね。

哀愁のJM

Art Blakey & Jazz Messengers Blue NightKeystone 3やalbum of the yearのような名盤ではないけれど、元気がない分普段聴くには丁度いい。マイナー調で哀愁漂う曲が多いのも愛聴盤の資格十分。テレンスブランチャードってもっと人気が出てもいいトランペッ…

追悼ドクタージョン

Dr.Johnが死んでしまった。この人の音楽はニューオリンズの濃さがたっぷりなのに、聴き飽きることがない。おそらく洗煉されてるからなんだろう。いろんなことを十分やり尽くした感もあるけど、もう少しこの世にいてもよかったよね。まだ70代なんだからさ。い…

辺見庸のチェットベイカー論

チェットベイカーを語るには、なにがしかの資格が必要だ。辺見庸のチェットベイカー論ほど完璧なものはない。

JAZZ CITYのフレッドハーシュ

evanessence fred herschいまや当代一のピアニストになったフレッドハーシュがJAZZ CITYレーベルに残した1枚。美しく透き通ったサウンドが静かに時を刻んでいく。それにしても、JAZZ CITYはいい仕事してる。

頑張れ小川彩佳

今日からついに小川さんが『NEWS 23』に登場。田丸美寿々のような野心満々の肉食系ではなく、膳場貴子のような高ビー感もない。ジャーナリストという感じはしないけど、まっすぐな視線が素晴らしい。筑紫さんの遺志を継いで頑張ってほしい。