2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

薪割り

かみさんの実家はりんごと干柿を生業としている。メインはりんごだが、りんごは消毒の回数が多いうえに重い。収穫も出荷も腰にくる。手伝いに行くたびに大変な重労働だと思っていた。80過ぎの年寄りにはなおさらで、思うように体が動かなくなったこともあっ…

隠れ名手の貴重盤

Dodo Marmarosa and Gene Ammons Jug & Dodo ジーン・アモンズのディスコグラフィーを眺めていて見つけた作品。意外な組み合わせに惹かれて入手した。 ドド・マーマローサといえばアーゴの『Dodo's Back!』。冒頭の2曲の優雅な雰囲気が良く、ときどき聴きた…

ウイニングチケット大往生

平成5年のダービー馬ウイニングチケットが死んだ。33歳というから大往生だ。ずいぶん前のことだが浦河のAERUまで会いに行ったことを思い出す。ウイニングチケットは柴田政人をダービージョッキーにするために生まれたような馬といわれる。ダービーの最後の直…

フィリー・ジョー師匠の至芸

philly joe jones trailways express 「ジャズは落語に似ている」といわれる。アドリブや演者の個性の違いを楽しむ点は共通だ。古典落語はジャズでいえばスタンダード曲を演奏するようなものといえる。名人の至芸を味わうのも同じ。この作品はそんな楽しみ方…

本田竹曠の1974年

Honda Takehiro Trio Live 1974 地を這うようなブルース、ソウルフルでどこか日本的な叙情。パワフルながら美しいタッチ。まさに不世出のジャズピアニストといってよい本田竹曠。 没後発売された1974年の鹿児島でのライブは熱気溢れる圧倒的な演奏だった。そ…

NEXCOの判断をめぐって

新築する家の設計打ち合わせのため、金曜日、雪予報のなか伊那谷へ向かった。 朝は事故で伊那〜駒ヶ根間が通行止めとなっていたが、雪が本格的に降りはじめると諏訪〜中津川間が通行止めになった。やむなく諏訪から一般道を走ったが、伊那市で国道に合流する…

ケニー・ドリューの佳き日

kenny drew for sure! コペンハーゲンに安住の地を見い出したケニー・ドリューは、1978年にLAを訪れ、ザナドゥ(Xanadu)に録音を残した。そのときの音源は2枚のアルバムとして発売されていて、いずれもハードバッパーとしての実力を発揮した作品となった。…

柚木沙弥郎展

日本民藝館で開催中の柚木沙弥郎展を見に行った。 印刷物では何度も目にしていたが、実物の型染めは大きくて色も美しい。これまで見たことのないモダンなデザインの近作も展示されていて、既存イメージを打ち破る創作活動を続けていることに感服。柚木が蒐集…

初リーダー作にして最高作

Howard McGhee: Introducing Kenny Drew Trio ブルーノート10インチ盤のハワード・マギー・オールスターズとケニー・ドリュー・トリオの演奏をカップリングした輸入盤を入手した。前者ではケニー・ドリューがピアノを弾いていて、あわせてケニー・ドリューの…