Howard McGhee: Introducing Kenny Drew Trio
ブルーノート10インチ盤のハワード・マギー・オールスターズとケニー・ドリュー・トリオの演奏をカップリングした輸入盤を入手した。前者ではケニー・ドリューがピアノを弾いていて、あわせてケニー・ドリューの初期ブルーノート録音集といったところ。ハワード・マギーの名義になっているのは、米国での人気がケニー・ドリューよりも上ということだろうか。
ハワード・マギー目当てだったのだけれど、ケニー・ドリューの初リーダー作となるトリオ演奏に魅了された。ハードドライビングなバップピアノを聴かせる「lover come back to me」をはじめ、バド・パウエルのような緊張感漲る演奏が若々しい。渡欧後の角がとれた演奏よりも断然好みだ。
この初リーダー作はケニー・ドリューの最高作ではないかと思う。
ケニー・ドリュー・トリオのジャケット