2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

落下の解剖学

カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した『落下の解剖学』を観た。 感情が爆発するシーンでも演技過剰にならず、抑制的な主人公の演技が素晴らしかった。夫婦間の関係が法廷で暴かれていく過程は迫力があって、2時間半緊張感が持続した。 後味の悪さを感じる…

白嶺と梅

もうすぐ春。伊那谷がいちばん美しい季節。

下関が体現する諸悪の根源

相変わらずバカどもが表敬訪問のニュース。時代遅れもはなはだしい地方の"実力者"たち。それを報じるマスメディア。一刻も早くみな退場を願いたい。 あらためて、下関のふぐなど金輪際食べないと誓う。

名コンビによるミンガス集

pepper adams plays the compositions of charlie mingus マイナーレーベルにのこされたペッパー・アダムスのミンガス曲集。 ペッパー・アダムスの野生味のあるバリトンはミンガスワールドと相性が良い。そこにハンクとサドのジョーンズ兄弟が加わって洗練さ…

気分はもう反米?

FOXニュースの元キャスター、タッカー・カールソンによるプーチンへのロングインタビューはロシアの立場と論理がよくわかる内容で、ウクライナ戦争について日本人は何も知らされていないということがよくわかった。プーチンの知的で落ち着いた振る舞いは大国…

飛騨古川再訪

ぶどうの剪定が一段落したので飛騨古川の温泉宿へ慰労旅行に行った。 この小さな昔町を訪れるのは二度目。高山と違って観光客も多くなく静かな町だが、春節で中国、台湾からの観光客があちらこちらに見受けられた。日本人でもあまり知らない町なのに、よく調…

サッカー日本代表みたいな一枚

curtis amy & dupree bolton katanga "黒いパシフィック盤"の一枚。デュプリー・ボルトンというトランペッターの演奏を記録した貴重な作品でもある。 リーダーのカーティス・エイミーの魅力はさておき、曲はキャッチーだし、デュプリー・ボルトンのトランペ…

小澤征爾と満洲国

物心ついたころには、すでに「世界的指揮者」だった小澤征爾。オーケストラはあまり聴かない自分には、オザワの偉大さはわからない。それでも、板垣征四郎と石原莞爾から名前をとられていることは知っていた。 この機会に調べたところ、父親の小澤開作が「五…