初詣ついでに佐原へ

東京で正月を過ごすのは今年が最後になりそうだ。今後千葉や茨城へはそうそう行くこともないだろうと思い、初詣は鹿島神宮へ。
鹿島神宮は初めてだし、そもそも千葉方面にはほとんど行かないので、ルートはナビまかせ。首都高で都心を抜けて、東関東自動車道で千葉から潮来、鹿島へと慣れない道に緊張しながらドライブ。約2時間半かかって鹿島神宮に到着した。
大行列を覚悟していたが人出はそれほどでもなく、ほとんど並ばずにお詣りすることができた。
不思議に感じたのが、鳥居をくぐって参道を進むと本殿が横向きに建っていること。正面ではなく右側に本殿がある。本殿と鳥居、参道の配置がどう考えてもおかしい。何か理由があるはず。調べてみよう。

初詣を終えた後は、昔町として知られる佐原が近いということで寄ってみることにした。
舟運で栄えた町らしく水郷を中心に町が形成され、風景は倉敷に似ている。古い蔵や建物が軒を連ね、こぢんまりした美しい町だ。


伊能忠敬の出身地で立派な記念館が建っている。ここが観光の中心となっていて、そこにいるのは日本人ばかりだが、なにしろ外人観光客が多い。鹿島神宮香取神宮が近いことに加えて、NOTEという会社が歴史的建造物をリノベーションしてNIPPONIAブランドで展開する宿泊施設があり、それが外人観光客を呼びこんでいるのだろう。よくこんなところまで来るものだと感心してしまう。

歴史ある格式の高い神社でお詣りし、昔町で日本文化にふれる。日本人以上に日本を深く知る外国人が増えるのはきっと良いことなのだろう。
どこか引っかかるものを感じながら家路についた。