Live Under The Skyのブートレグ

Marcus Miller Project featuring David Sanborn
Giant Steps

Live Under The Skyのライブ音源のなかでいちばんよく聴いたのが、マーカス・ミラーの1992年のライブパフォーマンス音源。ブートレグだが音質も良く、オマー・ハキムが加わった最強メンバーによる最高の演奏が収録されている。サンボーン絶頂期のライブとしても貴重だ。

Live Under The Skyは、田園コロシアムから読売ランドEASTに会場を移した後、この1992年を最後に終了となった。バブル崩壊と同時に日本のジャズジャーナリズムも崩壊へ向かった。スイングジャーナル誌が広告料収入を得るためにゴールドディスク認定を乱発するようになったのも、このころからのような気がする。CDショップに行くと、いまやジャズファンの平均年齢は60代後半のように感じるが、やはりいつまでもブルーノートやプレスティッジの特集ばかりやっていたからかもしれない。

1977年に始まったLive Under The Sky のライブ音源はいくつか公式発売されているとはいえ、15年間に残された音源のごく一部に過ぎない。録音状態が良いものが多いはずで、今後発表されることを願う。