なんてチャーミングなんだろう

また日本人がノーベル賞を受賞した。

吉野彰さん、昭和23年大阪生まれ、4人兄弟の次男、京都大学石油化学科、旭化成の研究者だという。この経歴からは、戦後の日本と、エリートながら、非官僚的、非権威主義的な団塊の世代の研究者像が浮かび上がる。

それにしても、なんて素敵な人なんだろう。テレビでインタビューを見るたびに、そう思う。旭化成でもよいリーダーだったに違いない。こんなに素敵な人を活かした会社は、きっといい会社だと思うし、リチウムイオン電池旭化成で発明されていたとは驚きだ。旭化成にとっても宣伝効果は計り知れない。

 

半世紀ほど前に人生観が形づくられ、生きざまとなって今回の快挙をもたらしたのだとすれば、これから先はノーベル賞受賞者は減るだろうなぁ。悲観的すぎるだろうか。

ところで個人情報って何だったんかな?