a celebration of duke
パブロは保守的でオヤジ臭い。モノクロ写真のジャケットも何の工夫もないものばかりで、触手が伸びない。そう思ってた。
でも、肩肘張らず名人たちの至芸を楽しめるのはパブロならでは。なかでも、エリントンの名曲をさまざまな名人たちの演奏で聴けるこの作品は、何度聴いても発見はあるし、いろんな楽しみ方ができる。
ズートはテナーを吹いていないし、クラークテリーは存在感を発揮していない。でもエリントンの世界を聴くにはこれで良かったのだと思う。これはあくまでもエリントンを味わうための作品なのだ。
ジャケットもこれならオッケー。これぞ大人のジャズ。