richard galliano nino rota
2011年、ニーノ・ロータ生誕100年を記念してドイツのグラモフォンレーベルからリリースされたリシャール・ガリアーノによるニーノ・ロータ集。
「映画で使われたオリジナルの形に敬意を払うためには、シンプルでリアルで、かつアレンジし過ぎないような音を求めていくことが重要なんだ」
こうガリアーノがいうように、ジョン・サーマン、デイヴ・ダグラスといった曲者メンバーを起用してニーノ・ロータの音楽を忠実に再現している。
ジャズと思って聴くと肩透かしを食らうけれど、フェリーニやコッポラの映画を思い起こしながら、華麗で郷愁を誘う音楽を味わうのは、このうえない贅沢。