好奇心が駆動する未来

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日本人がノーベル物理学賞を受賞したというニュースが届いた。物理学と地球温暖化の関係はよくわからないが、1960年代に二酸化炭素の排出量増大が地球温暖化につながることを発表していたという。そんなに前から地球的課題が指摘されていたこと、そして指摘したのが日本人だということに驚く。
そして、これまで真鍋淑郎という名前を目にすることがなかったことを不思議に思う。プリンストン大の研究員でアメリカ国籍ということで日本のメディアに取り上げられる機会がなかったのかもしれない。

日本では思うような研究が出来ないと祖国を飛び出した真鍋さんの生き方は誰もが真似できるものではないけれど、原点にあるのは好奇心を満たしたいという欲求だ。

「研究を駆動したのは好奇心。最も面白い研究は好奇心によって行われたものだ」

仕事をこのようにとらえている人が、今の日本にどれだけいるだろう。功名心や支配欲にまみれた獣の群れがビジネス街を闊歩している。