日本再生への第一歩

検察審査会安倍晋三の不起訴処分を不当とした。検察の対応を注視したい。
議決書は最後に次のように指摘したという。

「政治家はもとより総理大臣であった者が秘書がやったことだと言って関知しないという姿勢は国民感情として納得できない。国民の代表者であるという自覚を持ち、清廉潔白な政治活動を行い、疑義が生じた際にはきちんと説明責任を果たすべきだ」

まるで子どもに説教するような内容だが、安倍のようなクソガキには、何ら効き目がないことは明らか。逮捕でもすれば、少しは世直しにつながるのだが。

筑紫哲也が1998年に遺した『この国を変える視座』という講演録 が岩波ブックレットになっている。筑紫は日本の病根を的確につかんでおり、それは現在も取り除かれていないどころか肥大化している。また、政官財のうち、政に加えて官が劣化したと大日本帝国陸軍を引き合いに述べている。いまや財も劣化が激しい。

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どうやって日本を立て直すか、その処方箋について筑紫は、選挙で投票することだと語っている。
当たり前のことと思っていたが、これが問題の本質だということに近年ようやく気づいた。日本人はお上のいう通りに従う生き方しかしてこなかった。民主主義を知らない国民なのだ。政治に参加し、民主主義を学ぶことから始めなければならない。
元総理の逮捕はその第一歩だ。それができれば日本は再生できるかもしれない。