「水彩画」と総選挙

vamos juntos Toquiho live at bravas club 86
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渡辺貞夫の近作『Outra Vez』を聴いていて、このアルバムを思い出した。長年聴いていなかったにもかかわらず、これを処分しなかったのは、9曲目の「AQUARELA」という曲がたまらなく好きだからだ。「水彩画」という題名のこの曲を聴くと、なぜか子供の頃に見ていたNHK「みんなの歌」を思い出す。トッキーニョが歌う歌詞の意味はわからない。ただ、辛くても未来への希望を持って進もうと歌っているように思える。
トッキーニョと渡辺貞夫の音楽は優しい。喜びも哀しみも満ち溢れるヒューマニズムの世界だ。こういう音楽が巷に溢れているならば、もっと良い世の中になっているはず。「うっせぇわ」が流行るようでは世直しが必要ということだろう。
日本はすでに崖下に転落している。這い上がる力が残っているかどうか、総選挙ではそれが問われている。