『ふでばこ』を読んでたら、見覚えある写真が目に飛び込んできた。高梁の西江邸だ。
吹屋地区を訪ねたのは、つい数年前のこと。その帰りに通りすがりに見つけて立ち寄ったのが、西江邸だった。
クルマを停め、傘をさして細い山道をしばらく上がっていくと、目の前に美しい建物群が現れる。それは衝撃的といっても過言ではないほどの経験だった。
残念ながらこの日は見学出来なかったものの、その気品ある洋館のような佇まいは見飽きることがなく、なかなか立ち去るかことができなかったほど。
この家が吹屋地区のべんがら生産を担っていた庄屋だとは知らなかった。住んでいる人の心を映し出しているのだろう。ほんとうにこの家は美しい。
どころで、ブックオフで買った『ふでばこ』。よく見ると発行は2009年、もう10年前だ。もう廃刊になってしまったかなぁ。