1億総ヤンキー化?

関西と四国、うどん文化圏での与党勢力の強さはなんなんだろう? 人の流動性がない地域は体制支持に傾くということか。たとえそれがどんな体制だとしても。

 

大阪は商人の街だけど、公共に資する道徳観、倫理観が求められた。それが船場の伝統であり大阪の文化の土台をなしていた。サラリーマンなんてものがいなかった時代、経済的に自立することが一人前になることであり、そのためには独立独歩で道を拓かなければならなかった。

 

ところが21世紀、大阪は仲間うちでつるんで群れることの心地良さにどっぷり浸かっている。東京ほど損得勘定に支配されていないのは救いだが、群れる習性は強い。

これはまさにヤンキーだ。半グレ与党としか思えない党が圧倒的に強いのも当然だろう。

テレビではお笑い芸人が跋扈している。平成を通じて吉本興業が勢力を拡大し、とりわけダウンタウンが大御所のように君臨。この反知性主義を代表する芸人は、大阪の有り様を映し出している。

 

司馬遼太郎がいうリアリズムとは、反知性主義に堕してしまう危険性を孕んでいたということだろうか。

 

ヤンキーが跋扈する土地は性に合わない。あー、蕎麦が食べたい(笑)。