歴史と政治

歴史学者といっても、歴史に学んできた学者と、自分のために歴史を利用してきた大学教員がいる。

磯田道史の見方はいつも確かだと思う。若く見えるけど、もうすぐ50なんだねぇ。学閥には無関係そうで、気骨もある。なにより楽しそうなのがいい。

 

その磯田先生が以前、森友問題やらなにやらの一連の公文書問題について厳しい発言をしていた。「あったものをなかったことにする」権力者の傲岸さに対してだ。

揉み消しや改ざんを指示している男は誰か。陰湿な政治家は、秋田から集団就職でやってきて目的のためには手段を選ばないことで成功を積み重ねてきたのだろうか。それとも血なのか、風土なのか。歴史を知り、歴史に学ぶ機会がまったくなかった輩は、歴史に断罪されることだろう。