世代と音楽

1980年代は、いい時代だった。今にしてみればそう思う。
世界中で戦後生まれの世代が文化の中心を担うようになった1970年代、音楽はエネルギーに溢れた。それに比べて、1980年代の音楽は都市的な貌を帯びて、匂いやアクがなくなっていく。
そのなかで、ある意味、奇跡的なコラボレーションといえるかも。

Harvie Swartz Urban Earth
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デヴィッドサンボーンとマイクスターンが、この時代の空気感を醸し出す。フュージョン時代を通り抜けたあとの潤いと香り。マイクスターンのUpside Downside の兄弟盤。マイケルブレッカーやボブバーグではこうはいかない。

実はサンボーンってギリ戦前生まれだったんだねぇ。