Talkin' About J.C.

Grant Green Talkin' About!

7月17日はコルトレーンの66回目の命日。かつて、この日は一日中コルトレーンだけをかけるジャズ喫茶があったと記憶している。ジャズといえば、まずはコルトレーンという風潮があったのだ。

連日の猛暑、命日とはいえ、とてもコルトレーンを聴く気にならない。そこで取り出したのがこの作品。冒頭の「Talkin' About J.C .」に圧倒される。
この曲でラリー・ヤングは「オルガンのコルトレーン」といわれるようになったというが、スピリチュアルさはなく、エネルギッシュなのにクールな演奏が素晴らしい。
グラント・グリーンはさまざまなオルガン奏者と共演しているが、最も相性が良いのはコテコテ度が少ないラリー・ヤングではないかと思う。グラント・グリーンのみならず、ラリー・ヤングの代表作にあげたい一枚だ。