欧米かぶれの70歳


山下達郎夫妻は日本のポップミュージックを牽引してきたミュージシャンの空疎さを象徴している。海の向こうの文化に憧れ、一生懸命コピーして心地よい音楽に仕立てて生計を立ててきた70歳の老人に過ぎない。
正義や倫理よりも義理人情が優先するのは、かつてのヤクザの世界。ラジオ番組で捨て台詞を吐く姿勢には知性のかけらも感じられない。
団塊の世代の下の世代の空っぽさは、日本の没落と密接に関係している。あらゆる点で山下達郎の時代は終わっている。