人の評価は難しい

なんだかんだで9月も半ばになった。そろそろ人事異動の時期だ。この1年は長かったような短かったような‥‥。なにしろ歳をとると1年経つのが早い。

内閣改造人事で最低の人物が教育行政のトップに就くらしい。教育に対してルサンチマンを抱いている男が総理になると、こんな笑えないことが起きる。この政権の文部科学大臣は下村をはじめ酷いのばかりだったが、極め付けが登場した。ゴリラは八王子から出ないように檻に入れておけないものか。

文句ついでにもう一つ。
定年退職した元上司が、外注先のHPに偉人扱いされて登場していた。無邪気に自分を正当化できるのは、もはや芸としかいいようがない。ある先輩が「あの人はミーイズムの人」と評していたが、まわりに持ち上げられて育ち、自分のためになることには敏感。世渡りというほどの賢さもなく、その空っぽさが「いい人」と勘違いされ出世した。まったくどこかの国の総理とそっくりだ。あらためて調べると、年齢も同じ。そういう世代なのかもしれない。

人の評価というのは、ほんとうに難しい。利害関係がなくても、なかなか素直に人を見ることはできない。好き嫌いは当然のこと、相性やその人のどの部分を見るかでも全く違う。結局、最後は生き方をめぐる問題になるから根が深い。


人間という生き物は、さほど高等な生物ではないとするなら、平等ということを最上位に置くべきなのかもしれない。