圧巻の古代メキシコ展

有給休暇消化期間に入り、会社から解放されてほんとうに気が楽になった。これでお金の心配もなく暮らせたら言うことがないのだが、そうもいかない。まぁ、なんとかなるさ。

せっかく自由になったのだから、混雑を避けて平日に活動しようと、開催中の『古代メキシコ』展を見に国立博物館へ向かった。







古代メキシコの宇宙観、世界観に感じ入り展示に思わず息を飲む。西欧文化にどっぷり浸かっている身から見ると気味悪さを覚える面もある。でも造形物は創造性に富んでいて魅力的だし、そこに込められた願いや思いは普遍的だ。

経済のグローバル化によって世界は画一的西欧化に向かっている。これがリスクでしかないことはウクライナ戦争の勃発で明らかになった。多様性ではなく多元性に目覚め、考えることが求められている、そんなことをあらためて感じて上野を後にした。