カルト国家、日本


安倍晋三の銃殺でパンドラの箱が開き、自民党の実態が腐臭とともに漏れ出した。選挙のためなら反社会的エセ宗教団体も引き入れようという無節操ぶり。そして、利用するつもりが取り込まれてカルト集団と一体化するというマヌケぶり。海外からみれば、日本はカルト国家にしか見えないだろう。
これだけ社会的批判を浴びても縁が切れない様子を見ると、票や選挙ボランティアだけのはずがない。弱味を握られているか、金が動いていると推察する。

総裁選の党員投票では組織票が威力を発揮する。安倍晋三は2012年の総裁選で地方票では石破茂に大差をつけられて負けた。あれが大きなターニングポイントになったのかもしれない。前回の総裁選で泡沫候補と見られていた高市早苗が躍進したのも統一協会票が効いているはずだ。

良識も知性もない政治屋が徒党を組んで国を売る。そんなトンデモ党を支持するおバカさんたちは、この事実を突き付けられてもなお、安倍さんは偉かったとでも言うのだろうか。

歴史を軽んじるから国葬などと言い出す。歴史を軽視する態度は日本の社会全体に蔓延し、この国を蝕んでいる。この国の再生には、敗戦に至った歴史を直視し、属国から脱却する道を模索しなければ始まらない。