プレステッジのブルースセッション

outskirts of town
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プレステッジにはブルースとジャズの境目のようなセッション録音がいくつかある。これもそうした1枚。
ジャズの歴史には詳しくないので確かなことはいえないけれど、ブルースが都市で洗練されて、その先にジャズがダンスミュージックとして発展したとすれば、ここで聴かれる音楽は、紛れもなく一時代メインストリームだったはず。心地よいリズムのうえでホーン陣が職人芸を繰り広げる。
アルパムタイトルは「町の郊外」という意味らしい。都会でジャズが演奏されているころ、田舎ではこんなスタイルのセッションが日常的に演奏されていたのかもしれない。あまり注目されることはないけれど、休日の昼下がりにビールを飲みながら聴くにはピッタリだ。