味わいのあるB級名盤

Cal Massey Blues to Coltrane

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リー・モーガンの「Lee Way」の1曲め、These Are Soulful Days の作曲者として名前を知って以来、気になっていた人だけど、なかなか手が回らなかった。トランペッターだったとはまったく知らなかったなぁ。

収録メンバーの中で名前を知られているのは、ベースのジミー・ギャリソンくらいではないだろうか。究極的に地味なメンバー。演奏もみな音数少なめで、とくにどうというわけではない。ところが、これがなんともいえずにいい。ダルで普段着のセッションが繰り広げられ、ほのかな哀感が漂う。とりわけ1局目と5曲目、つまり最初と最後がいい。

これを入手するのはディープなジャズファンしかいないと思われるが、裏切られることはない。これぞB級名盤。