プチ東北旅行

「温泉に行きたいっ!」とかみの声。
このくそ暑いのに温泉?と言いかけたが、農作業が一息ついて、とにかく遠出したい様子。ならば、せめて猛暑を逃れて東北の温泉へ行きたい。急きょ宿を探すと、秋田・乳頭温泉の鶴の湯に空きがあるようだ。よし、行こう。

片道600キロはやはり遠い。早朝に東京の自宅を出発し、途中盛岡に立ち寄って墓参りと買い物。鶴の湯に到着したのは16時だった。
ダート道を走って森を抜けたところに異世界への入り口のように門柱が立っている。


この宿を訪れたのは二度目。何年ぶりかもわからないほど久しぶりだ。鄙びた風情は何ひとつ変わっていない。
白濁した柔らかいお湯につかり、山の料理を腹一杯いただくと、そのままダウン。
翌日は雨で秋田駒ケ岳登山は断念。山形市で国宝土偶「縄文の女神」と旧済生館本館、旧山形県庁舎を見学して帰路についた。

伊那谷に住むようになると東北は行きにくくなる。東京にいるうちにやるべきことを整理しよう。