フレッド・ハーシュならこれ

fred hersch In Amsterdam Live at the Bimhuis

近作を追いかけているわけではないので決めつけるつもりはないのだけれど、フレッド・ハーシュの最高作の一つであることは間違いないはず。

この人はトリオよりもソロがいい。いろいろあるソロ作のなかでこれを推すのは、ピアノの音が美しく録れていること、最初と最後にオリジナル曲を配した構成の流れが良いこと、バラエティに富みながら統一感のある演奏であることがあげられる。
読書のお供にと思ってかけていると、つい聴き入ってしまう。泉のように湧き出すメロディアスなアドリブ。美しさはジャズ史上最高と言っても過言ではない。