12月5日はケニー・ドーハムの命日というで、これを取り出してみた。
ケニー・ドーハムは、代表作と言われる作品がどれもコンセプトが先に立っていて、どこか無理をしているように感じてしまう。その点このアルバムは、欧州のトップミュージシャンとのライブセッションで、普段着で等身大のドーハムを聴くことができる。
緊張感のあるジャズばかり聴いていては疲れてしまう。そんなときに、ほどよくラフで充実した演奏が詰まったこのアルバムがちょうど良かったりする。ケニー・ドーハムという人は本来そういうトランペッターだと思う。
