ダービー雑感

ダービーの日の東京競馬場は朝から独特の空気に包まれる。晴々しさと高揚感、希望に満ちたダービーDAYの始まりだ。
ところが、今年は様子が大きく違った。入場者数が少なくオークスとあまり変わらない。メインスタンドが予約席になったためグループで来る人が減ったせいで熱気や興奮も感じられない。
さらにレースでは2番人気で青葉賞馬のスキルヴィングが直線でスローダウン、入線後騎手のルメールが下馬すると、倒れ込み死亡するというショッキングな事態が発生。勝ち馬を祝福する気分にもならず、悲痛さだけが残った。
かれこれ20回以上ダービーを観戦してきたが、こんなに盛り上がらないダービーは初めてだった。
自分にはJRAの運営方法への警告のように感じたが、JRAには馬耳東風に違いない。