シリアスなグラント・グリーン

grant green solid

泥臭くてアーシーなグラント・グリーンがタイトル通りソリッドでシリアスな面を見せる一枚。公民権法が制定された時期のセッションだからだろうか、メンバー全員が熱のこもった演奏を繰り広げていて聴きどころは多い。ジェームス・スポルディングのアルトが意外といっては失礼ながら存在感を発揮している。とはいえ、肝はやはりエルヴィン・ジョーンズ

ブルーノートの発掘音源シリーズは画一的なジャケットで購買意欲がまったくわかないが、海外盤ではこの通りのカッコ良さ。気合い漲るグラント・グリーンの表情がたまらない。