ラース・ガリンとラーシュ・グリン

Lars Gullin Baritone Sax
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スウェーデンバリトンサックス奏者、ラース・ガリン。この人の名を知ったのは、ジャンニ・バッソの『For Lars Gullin』だった。
柔らかいバリトンジェリー・マリガンに近い。ウエストコースト風味で、1950年代のリー・コニッツアート・ペッパーの作品を聴いているような感覚を覚えるときもある。
この人の魅力は妖気漂うプレイ。寂寥感と色気を振り撒く演奏は忘れがたい。麻薬に手を染めて48歳でこの世を去ったのも頷ける。

ラース・ガリンではなく、ラーシュ・グリンのほうが実際の発音に近そうだが、ディスクユニオン以外はラース・ガリンになっているようだ。今から統一するわけにはいかないのだろうか。
ラース・ガリンじゃ、スガーリンみたいだし。