pepper adams encounter
なぜここにズート・シムズとエルヴィンがいるんだろう。タイトルのencounterはペッパー・アダムスとエルヴィン、ペッパー・アダムスとズートの邂逅ということなのだろうけれど、結果的に共演することになったズートとエルヴィンの組み合わせもかなり妙だと思う。この2人、ほかに共演作はあるのだろうか。
1曲目から、エルヴィンのドラムが炸裂、これにトミフラが闘いを挑むような激しいソロで応酬する。この曲の迫力は、スライド・ハンプトンの『The Fabulous Slide Hampton Quartet』を思い出す。ラストの「Verdandi」も大熱演。この作品のエルヴィンはどうかしてる。
スライド・ハンプトンの作品もかなり珍名盤だけどこれもなかなかの珍名盤。いつか一ノ関のベイシーで聴いてみたい。