2019-05-31 男たちの旅路 山田太一のテレビドラマは、思春期の教育に良いとひそかに確信している。なんだか妙に頑なな中年が不機嫌そうに「それでほんとにいいのか」と問い詰めてくる。答えは用意されない。価値観のギャップと、同じ時代を生きているという心もとない連帯感が漂う。TVコメンテーターなぞをやってる落語家や改革派気取りの政治家をみると、思春期の過ごし方が決定的に間違っていたのではないかと感じる。若者には問いが必要なのだ。