原発は絶対的な安全性が求められていない⁈

東電の経営陣に無罪判決が出た。

このところの司法の様子をみれば、このような判決が出ることは予想できた。当時の経営陣に刑事責任を問うても、それでは収まらない問題であり、3人を断罪しても仕方あるまいという思いはある。

しかし、「原子力発電に絶対的な安全性が求められていなかった」という判決文にはあきれた。メルトダウンすれば、チェルノブイリのような被害が出ることはわかっていたことであり、だからこそ、絶対的な安全性が求められていたはずだ。そもそも、原発は絶対安全だとさんざん広報してきたのは電力会社ではないか。

それにしても、裁判長がなぜ原子力行政に対する私見を判決文に盛り込んだのか。司法の姿勢として正しくないし、許される判決文ではない。裁判長の名前は永渕健一というらしい。最低な男である。