アルバート・アイラー没後50年

Albert Ayler Nuits De La Fondation Maeght 1970
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久しぶりにアルバート・アイラーを聴く。ソウルフルでよく歌う、頭でっかちではないフリージャズ。ラストレコーディングとなったこのライヴ盤はとりわけ強烈で、最初から最後まで圧倒される。ジャズの到達点であり原点といってよいのではないだろうか。

この録音から3ヵ月後の1970年11月25日、アイラーはニューヨークのイーストリヴァーで変死体で発見された。自殺とも他殺ともいわれている。同日、日本では三島由紀夫が割腹自決した。

没後50年。アイラーの音楽は、現代のジャズから肉体性が失われてしまったことを痛感させる。