葡萄の袋掛けがもう少しで終わりそうなのに雨。やることもないので、飯田の重要文化財、旧小笠原書院を訪ねてみた。
こけら葺きという伝統工法で葺いた屋根が美しい曲線を描いている。一見、重要文化財というほどでもないような気がしたが、説明を受けながら見学していると細部にさまざまな工夫や配慮が施されていることが分かって楽しかった。
隣接する資料館は妹島和世の設計。なぜこんなところに、と思ったら、小笠原家の16代当主の妻が妹島和世の母で、娘に設計させてほしいとの要望があったという。ふーん、なるほど。いろいろと勉強になった。雨の日もまた良き哉。