一色屋のえびせん

土産の物々交換みたいなかたちでいただいた海老煎餅がとても美味しかった。煎餅のなかに茶色いものが入っていて、てっきりエビかと思ったら、なんとアーモンド。これが食感の良さにつながっていて、ちょっとほかにない上品なえびせんになっている。なによりアーモンドを薄く切り出して海老煎餅に入れるという独創的なアイデアに感服した。
製造元は愛知の蒲郡にある一色屋という煎餅店らしい。WEBで調べてみると通販で買えることがらわかり、さっそく注文した。

新潟の米粉かりんとうに続いて蒲郡のアーモンド海老煎餅も嬉しい発見だ。頑張っているローカル企業を見るのはほんとうに嬉しい。
これまでどおりでは生き残れないという強い危機感はどこも同じ。ナショナルメーカーが、徹底した合理化だ、M&Aだ、海外だなんだとやっている一方で、ローカル企業が美味しいものをつくることに傾注している姿を見ると、なんだか安心するし勇気づけられる。こういう会社を緩やかなネットワークでつないでいけば、新しい世界が広がりそうな気がする。