ピアノとヴァイブの清涼感

Gary Burton Real Life Hits
f:id:milesmode:20201218231118j:plain

湿度が高いと運動もしていないのに身体がぐったり疲れる。まとわりつくような汗に気分も萎えてしまう。カラッと涼しい音楽が聴きたい。そこで登場していただくのがゲイリー・バートン
引退した「山羊爺さん」の作品のなかでいちばんの愛聴盤が、この小曽根と共演したカルテット作。濃密なデュオではなく、リズム陣が加わったほうが清涼感が増す。選曲もいい。
ゲイリー・バートンはピアノカルテットでの録音が少ない。ピアノとヴァイブの音が近いからだろうけど、このフォーマットでの響きは梅雨の鬱陶しさを綺麗に拭き取っていくようなさわやかさがある。