Wilton Gaynair Blue Bogey
このアルバムは中古でときおり見かけていて、雰囲気のあるジャケットが気になっていた。中古CDで1100円と安かったので入手してみた。
キング・カーティスのようなR&B系テナーかと思っていたが、なんと、王道をゆくハードバップ。ジャマイカ出身で、ウィルトン・ゲイナーというらしい。武骨で音は硬いけれど、1曲目の哀愁感はまさにハードバップだし、5曲目のブルースもいい。
ネットで調べると、コレクターの間ではよく知られている隠れ名盤らしい。リーダーもサイドも一流とはいえないけれど、聴きどころが多く、最初から最後までダレることなく引き締まっている。まったくジャズは奥深い。