コロナで再評価したいサンボーン作品

david sanborn pearls
f:id:milesmode:20210212005443j:plain

発表から年月を経て聴くと、評価がまったく変わる作品がある。これもその一枚。
『Straight to the Heart』『Change of Heart』『Close Up』と続くあたりのサンボーンこそ最高で、ウィズストリングスなんて‥‥そう思っていた。
ところが、あらためてこの作品を聴き、サンボーンのアルトに惚れ惚れしてしまった。
これは傑作といっていいだろう。四半世紀前の作品だけれど、ストリングスものなのでサウンドは古びていない。バラードを歌い上げるサンボーンのアルトはゆったりした時間を過ごすときにぴったりで、コロナで時間に余裕が生まれた今こそ見直したい。

どうでもいいけれど、David の日本語表記はなんとかならないものだろうか。サンボーンの場合、

 デイヴィッド・サンボーン
 デヴィッドは・サンボーン
 デビッド・サンボーン

この3つに分かれる。
「ヴ」が使われるようになったことで、このような混乱が生じている。「ヴ」が一般的に使われるようになったのはいつからだろうかと気になりはじめ、競馬の重賞勝馬の名前で調べてみたら、1996年のエアグルーヴが最初とわかった。デビューの2年ほど前に名づけられたとして1994年。この頃から「ヴ」が使われるようになったようだ。ふーん。